『パッセンジャー』

先日、『パッセンジャー』を観てきました。

 


映画 『パッセンジャー』 予告

 

宇宙船で120年かかる惑星への移住の旅、乗客とクルー全員冬眠して過ごすはずが、一人だけ30年くらいで起きてしまって・・・というあらすじ。

予告ではあまり興味がなかったので射程外でしたが、仕事帰りに寄った映画館でたまたま上演時間が合ったので観ることに。

 

これが予想を裏切って面白かった。

まずクリス・プラッドが演じる男が一人先に起きてしまうわけですが、豊富な近未来SF描写の中を過ごすシーンは作る方もさぞ楽しかっただろうなと思わされる出来栄え。総イケア家具みたいな中を一人で過ごすのは個人的に非常に羨ましいパートでした。あの透明なハンガー欲しい。あとやたらフラットデザインな端末も。

 さらに、ジェニファー・ローレンスが出てきた辺り。

賛否両論で考えさせるような部分を用意していて、しっかりはまってしまいました。これは予告にはない要素だったので良い意味で裏切られたという感じ。

脚本もテンポ感が良くてあっという間に時間が過ぎていました。細かいことを言えば突っ込みどころはいくらでもあるのですが、それがさほど鑑賞の邪魔をしないあたり、ちゃんと起承転結をまとめてよく仕上がっているなあと思わされました。

 

ところで、映画の予告というのは結構考えものですよね。凄く良い予告につられて本編を観ると、予告の映像がほとんど全てだったりするのはありがちです。かといって予告の情報を絞りすぎると、映画に予想通りの出来と感想を期待しているような層からは予告だけで見切られてしまうかもしれません。実際本作の予告には私もそんなに惹かれていませんでした。

勿論そういった要因がありつつも、今回のように偶然本作のような良作を観ることができたり、逆もあったりするのもまた映画鑑賞の不思議な良さかもしれません。

 

それから、本作を観て一番感じたのは時間と距離について。『インターステラー』でも描写されていましたが、宇宙開発における最大の障壁といってもいいこの問題をどう捉えているか。これはSF映画においては最も興味深い要素の一つだと思います。こういうことを考えさせられたという意味でも本作は貴重な作品だったのかと。視点が増えるのは楽しいですね。

 

では今回はここまで。ありがとうございました。

 

『トリプルX』

今日は『トリプルX』について


飛行機からの脱出!/映画『トリプルX:再起動』新映像

 

正直、『トリプルX』シリーズについては何も知りません。今回観てみようと思ったのは予告編で主役がヴィン・ディーゼルだったからです。

 

ヴィン・ディーゼルといえば『ワイルド・スピード』シリーズが有名です。

で、案の定ゴリゴリのマッチョ体型とやたら中南米を推してくるスタイルに圧倒されて、すっかり顔を覚えてしまいました。

 

マネーゲーム/株価大暴落』(2000年)に脇役として出ていたこともあります。スピルバーグに見出されて『プライベート・ライアン』に出ていたことがキャリアのきっかけらしいので、個性的な脇役も十分にできると思いますが、最近は主役ばっかり。

 

で、『トリプルX』。

Xスポーツの達人であるトリプルXがやはりクレイジーな仲間と大暴れするだけの映画なわけですが、これが意外に悪くない。冒頭のネイマールには触れないとして、その後のスキーとスノボーでスピード感を存分に見せ付けたあともバイクやカンフーの立会い、スカイダイビングなど見所は充分。

こういう筋力むき出しの映画が減ってきているように感じるだけに、貴重な作品かもしれません。頭で考えるというよりも身体で感じるような映画です。

 

単純なだけにストーリーの破綻とか登場人物の心情とかの要素に頭を悩まされることもなくただただ身を任せられるので、力を抜きたい時にはちょうどいいのかも。

ポップコーンとコーラ片手にガラガラの映画館で友達をワイワイ言いながら観るのが楽しい、そんな作品です。

トリプルX』シリーズは3作目だそうなので、これを観てはまった人は以前のシリーズを観てみてもいいかもしれません。

 

では今回はここまで。ありがとうございました。

 

『ランボー 怒りの脱出』

 2015年にシルベスター・スタローンアカデミー賞にノミネートされたときはわくわくしました。対象となった作品『クリード』でボクサーを引退しレストラン「エイドリアン」のオーナーとなって、若き才能を育てるロッキーを演じた姿は、スタローン自身の人生の隆盛そのものを映したような名演技だったと思います。

 

 今回はそんなスタローンのヒット作、『ランボー 怒りの脱出』1985年の映画です。

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 前作の『ランボー』はベトナム帰還兵のジョン・ランボーが、アメリカの理想の為に兵士になったはずが、過酷な戦場で心を病み、帰国したところ帰還兵の多くが社会に疎まれ拒絶される存在になっていたことに失望し、田舎の警察やら軍隊やらを相手に大暴れする作品でした。

 どちらかというとシリアスでメッセージ性の強い作品だと感じました。

 

 続編となった本作はランボーがジャングルで大暴れ。他にも指揮官の思惑との闘いや現地での案内役である女性とのエピソードなど娯楽性が非常に高く、80年代アクションの雰囲気を存分に味わえる映画だと思います。

 

 密林、川、泥沼を駆けまわり、弓矢とナイフと重火器で敵をなぎ倒すランボーは観ていて、こういうのも悪くないなと思わされます。重厚なミステリーとは対極の非常にわかりやすいストーリーもアクションを全く邪魔していなくてちょうど良い。頭のこりがほぐれるような気がします。

 

 ところで、前作のアメリカでの題は『First Blood』で本作は『Rambo: First Blood Part II』。そして次作が『Rambo III』となっていて『Rambo II』がなかったりします。海外で公開すると現地での題がつくので、本国でも影響を受けるようです。

 そういえばAVGNがタイトルについてツッコミを入れている動画がありました。多分。

 

 地上波でたまにやったりするので、難しいことを考えずリラックスしたいときにはちょうど良いかもしれません。

 

 では今回はここまで。ありがとうございました。

 

 

 

『LALALAND』

 2017年もすでに3月を迎え、何か新しいことを始めようと思いたったので、観た映画の記録も兼ねてブログを始めることにしました。

 

 1作目は昨日観た『LALALAND


「ラ・ラ・ランド」本予告

 

 89回アカデミー賞では監督賞、作曲賞など6部門を受賞した本作は、主演がライアン・ゴズリングエマ・ストーン。監督はデミアン・チャゼルで、歌とダンスのミュージカル映画です。

 さて、本作を私が楽しみにしていた理由が1つ。

 

 主演 ライアン・ゴズリング

 

 これは間違いなく観に行かなくては。

 なにしろライアン・ゴズリングは2011年の映画『ドライヴ』を観て以来私が真っ先に好きな俳優として挙げる一人。部屋の暗闇の中エンジンをいじり、映画史に残る奇蹟のエレベーターシーン、そして刺客の顔面を踏み潰す。

 『L.A.ギャングストーリー』や『マネーショート』でも最高にかっこよくてユーモアのある役をこなしてきたわけですが、今度はミュージカル。これはどうなるんだと期待を膨らませていました。

 

 結果、素晴らしかった。

 

 ジャズピアニストを演じるライアン・ゴズリング。演奏シーンは全部自分でプレイしていて、癖のある役を見事に印象づけてあのラストであの表情。しびれました。

 それからエマ・ストーンにも目を奪われました。女優を目指すも芽の出ないミアという女性を演じる彼女はいきいきと、実に楽しそうに役に没頭しているような印象でした。今後は要チェックかなと。

 

 全体のストーリーは冒頭の高速道路のシーンから始まり季節の移り変わりを章だてのようにして進みますが、もっと明るいのかと思ったら、時の流れと切なさを描いていて、これも良かった。ラストにはなんとなく救われるものがあって思うところがありました。

 ダンスと歌もいいですね。個人的には『シカゴ』ほど強烈な印象ではありませんでしたが、それでも観終わってからしばらくは心地よさが残っていました。

 

 それにしても本作の脚本、監督のデミアン・チャゼルは2014年の『セッション』といい、実に刺激的な作品を作ってくれますね。今後も楽しみです。

 

 では今回はここまで。ありがとうございました。